【言葉にできるは武器になる】を読んで衝撃が走った

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目次

思いを伝えることが苦手

私は、口下手だから説明するのが苦手だった。

「苦手」だと思って生きてきた。

人に気持ちや思っていることを伝えるのが「苦手」だと。

仕事の不満や、恋人や親しい人に今の気持ちや思いを伝えることも、「苦手」。

そして、言葉にしない代わりに態度で分かってもらおうとした。

それって、絶対いい方向にはいかない方法。

「嬉しい」「楽しい」「好き」というポジティブなことなら、まだいい。周りの人はその意味が分からなくても、なんとなくハッピーになる。

でも、怒り、不平、不満などのネガティブな気持ちの場合、それを態度に示したところで、ただの「不機嫌な人」にしかならないのだ。周りの人はその意味が分からなくて、空気が悪くなる。

結局思っていることなんて1ミリも伝えれてるはずがないのに、「なんで分かってくれないの?」と別の不満が生まれる。

それが態度に出る。

それを見た周りの人は遠ざかっていく。

ますますコミュニケーションが取れなくなる。

負のスパイラルだ。

 

私は喧嘩や争い事など、人とぶつかったりするのは苦手で避けてきた。ちょっと我慢すれば済むことだ。(だからストレス溜まるんだ)

だからかもしれないが、失敗などしたときに言い訳をする人が好きになれなかった。

その様子を見て、失敗は失敗、何言い訳しちゃってんの?自己主張強すぎって思ってた。

そうやって約40年生きてきた。(長い・・・)

 

何も考えていない私の頭の中

そんなある日、ライティングについて勉強できるいい本がないかなって思いながら本屋をプラプラしていた。

ある本が目に留まった。

 


「言葉にできる」は武器になる。(著者:梅田悟司)

 

その本になんとなく惹かれて、買って帰った。

 

そこには、

「言葉は意見を伝える道具である」

「その意見を育てる必要がある。実はもっと沢山のことを頭の中で考えているはずで、そこに目を向けてやることで伝える言葉の幅が広がり、言葉に重みが出てくる。そして『この思いを伝えたい』と思うようになってくる」

と書いてあった。

 

衝撃が走った。

私は今まで、本当は「伝えない」のではなくて、「伝えたい思いが言葉にできるほど頭の中に思いが生まれていなかった」んだ。それはイコール、「何も考えていない」ということなんだ。

 

喧嘩をする人は、自分の思いをきちんと相手にぶつけている。

言い訳をするひとは、自分なりの思いや意見があって、それをきちんと相手に伝えようとしている。

そういえば若い頃、友達と喧嘩をしている人を見て、ちょっとうらやましいなぁと思ったことがあった。素直に自分の思いを相手にきちんと伝えられているから喧嘩になるんだ。

そう、私は素直になれない節がある。甘えたいのに甘えられなかったり、本当は欲しい、食べたい、と思っていても言えないでいた。「消極的」な性格も作用しているんだと思う。

 

ブログで私の思いを伝えていきたい

私がブログにハマったのは、普段よりは頭の中の言葉を文字にすることが出来ているからなのかもしれない。リアルタイムにしゃべるのは苦手だけど、こうやってPCに打ち込むときはじっくり考えながらしゃべれるから。

それでも読み手にきちんと伝わっているのか、心に響く文章が書けているのかという点ではまだまだ、満足できるものではないと思うけど。

 

この本に書かれている手法は、頭の中の思いを全部いったんアウトプットすること、そしてその言葉を横に広げたり縦に深堀したりして解像度を上げ、出揃った言葉を整理し、相手に響く言葉として伝えていくというもの。

私はこの本を読んでから、とにかく何か考え事をするときには紙に書きだしたり、最近使いだしたマインドマップを書いたりしている。頭に浮かんだ思いはすぐに忘れてしまうから、すぐにメモをとる。(歳をとってから物忘れが激しくなったっていう理由もある)

こういった日々のトレーニングで言葉の幅が広がって、人間関係も良好に、そしてライティングの腕も上がっていくと期待している。人間関係の改善という点でも、もっと早くこの本に出会いたかった。

 

この本には、比喩や反復の使い方、生きる文章を作るための方法などが丁寧に書かれているので、私のように自分は口下手で相手に思いを伝えることが苦手だと思っている方や、ライティングの勉強をしているライター初心者の方に是非読んだ頂きたい一冊だ。

 

 

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