離島には自然が多く残り、昔のままの状態を保っている島が沢山あって、海もきれい。
沖縄には離島が160あり、そのうち無人島は111。(平成27年1月現在)
今回は、この無人島111の中のひとつである「コマカ島」を紹介します。
船に揺られることたったの15分で行くことのできる、沖縄南部に浮かぶコマカ島。
那覇からも日帰りで行くことができ、周囲約800mの小さな島ですが、バーベキューやシュノーケル、マリンスポーツなども楽しめる美しい無人島です。気軽に渡れる無人島というところが一番おすすめポイントです。
目次
コマカ島への行き方
知念海洋レジャーセンター
コマカ島へ渡るには、知念海洋レジャーセンターのチケット売り場で申し込みが必要です。電話で事前に予約もできますよ。(お得なチケットもあるので、後に紹介します)
乗船チケットは行き帰りとも乗る時に必要なので、なくさないようにしてくださいね。
帰りの時間は事前に伝えておきますが、変更は可能です。変更する場合は、コマカ島にいるスタッフさんに伝えて変更してもらいましょう。(その際には乗船チケットが必要です)
コマカ島へ渡る船は片道約15分、9:15から30分毎に出ているので利用しやすいです。
私が行った時には、現地へ行ってからの申し込みでいけましたが、シーズン中は念のために予約しておいた方がいいかもしれません。
知念海洋レジャーセンターの駐車場は急な坂道を下った場所にあります。結構な急坂なので、運転にはきをつけてくださいね。
コマカ島へ渡る前に
飲食物
食べ物はともかく、飲み物は必ず持っていくようにしましょう。コマカ島には自動販売機はありません。夏場は熱中症が怖いので、多過ぎるかなというくらい飲み物は持っていきましょう。
知念海洋レジャーセンターに自動販売機がありますが、お弁当などは売っていないので、来る途中でスーパーかコンビニで飲食物を買っておくといいですね。クーラーボックスもあればなおよし。
コマカ島でバーベキューができるので、それを利用してもいいですね。
レンタル
知念海洋レジャーセンターのチケット売り場でレンタルの申し込みをします。
コマカ島でのシュノーケルはライフジャケット着用が必須なので、忘れずにレンタルしておきましょう。他、レンタルできるグッズは下記になります。
・ビーチパラソル1,000円
・ビーチサンダル200円
・シュノーケル4点セット1,500円
・ウェットスーツ1,000円
・浮き輪500円
・レジャーシート100円
ちなみに、レンタルしたグッズ類は、自分たちでコマカ島まで抱えていくシステムなので、キャパオーバーにならないように気を付けましょうね(笑)
シャワー
コマカ島にはシャワー施設はありませんが、知念海洋レジャーセンターにシャワー(200円)がありますので、戻ってきたら「ただいま~」とスタッフさんに声をかけて、200円支払ってシャワールームを使いましょう。時間制限がないので、ゆっくりシャワーできますよ。
トイレ
コマカ島は無人島ですが、トイレの設備だけはあります。これはすごく助かりますよね。しかも、コンクリートのしっかりした作りなので安心です。
トイレットペーパーは有りますが、水の節約のため、バケツに入った水をひしゃくですくい、便器に流し入れ、足元のペダルを踏むと流れるようになっています。
とってもキレイなコマカ島
いよいよ出発です。なんだか意外と小さな小舟です。こんな小さな船に乗るのは初めてかも♪
振り返ると、ニライカナイ橋が見えました。
コマカ島の少し東にある久高島が見えてきました。
海ってやっぱいいなぁ。こうやって海風受けてボ~っと景色を眺めていると幸せな気分になれます。
途中、水面に浮いていた大きいお魚を拾いました。まだ生きてましたけど、なんで浮いてたんだろ~?くちびるが黄色い(笑)
コマカ島が近づいてくると、海の透明度がすごい。
見てください、この美しいきらめき!
コマカ島到着!自分たちでパラソルも立てます。砂は白くて、サンゴのかけらなどが少し散らばっています。素足で歩くには痛いかな。
この日は沖縄本島で大雨。黒い雲から雨が降り注ぐ様子がここからよく見えました。
コマカ島の楽しみ方
コマカ島でシュノーケル
遊泳区域
コマカ島の遊泳区域は、島の西側にある桟橋を挟んで両側にあり、海へ向いて右側は砂浜の部分が多く、左側はほとんど岩です。
満潮の時は左の区域でも岩場をつたって泳げる場所までなんとか行けますが、岩が滑るので気を付けてくださいね。マリンシューズは必須です。
潮が引いてくると、左の区域は岩ばかりがむき出しになって泳げる範囲が極端に狭くなるので、右側の区域で泳ぐ方がいいです。
お子さんは、右側の範囲の遊泳の方がいいですね。
遊泳区域といっても、ネットが張ってあるわけではなく、浮いているブイを目印にしているだけなので、うっかり遠くまで行ってしまわないよう気を付けましょう。
島の東側はサンゴ保護のため遊泳禁止です。砂浜から眺めるだけにしてくださいね。
海の透明度&お魚たち
ここのお魚は人懐こくて、膝くらいの水位でもカラフルなお魚が寄ってきます。
サンゴは少ないですが、魚は結構いるので楽しめますよ。なんといっても、近くまで寄ってきてくれるのでめっちゃ楽しい。
この子はなんかこっちに突進してくるんですよ。
後で調べてみたら、ムラサメモンガラというカワハギ科の魚で、産卵した卵を守るために、近づくと敵と見なして追い払おうとしてくるらしいです。
時には噛んでくることもあるそうです。毒はないので大丈夫ですが。私はこのとき知らなかったから、結構楽しんでたんですけどね(汗)噛まれなくてよかった。攻撃的なムラサメモンガラに出会ったらその場から立ち去ってあげましょうね。
こういうことがあるから、やはり海で遊ぶ時には露出の少ない格好で泳いだ方がいいですね。
☝見たことない小さくて赤い魚も発見しました。
☝この子は、筋肉少女帯の大槻ケンジそっくりな顔(笑)
☝海底でじっとしている魚。どこにいるか分かります?
☝どっちが頭だ???
☝大きなヒトデ!
☝お刺身にしたら美味しそう・・・
コマカ島の海では、今まで見たことのない魚たちに沢山出会いました。
コマカ島を探検しよう
コマカ島のほとんどを占める南半分の砂浜と、北にある樹木の生い茂る岩山でできていて、岩山の小道を散策することもできます。
このトイレの横から道が伸びています。
この丘から見る景色が最高!海がとってもキレイ~♪
島の東側の景色が特に美しい!
散策路に沿って岩山を一周回れるようになっています。一周まわって、西側のビーチが見えてきました。
この小道には柵などがないので、あまり覗き込んで落ちないように気を付けてくださいね。
時折、道が細くすぐ横は崖になっている箇所もあるので、小さなお子様は行かない方がいいかもしれません。
散策から戻ってくると、大きなカメラを構えた方々が船から降りてきました。
このコマカ島には、夏の時期にアジサシという白い渡り鳥が産卵のためにやってくるのですが、そのアジサシの撮影のため毎年コマカ島へ来られている方々なんだそうです。
来年も、ここで産まれた子供たちと戻ってきてもらいたいですね。そのためにも、ゴミを放置したり、海を汚したりしないよう心がけ、美しい自然を守っていきましょう!
大きなヤドカリもいますよ。
マリンレジャー
海遊びの鉄板、マリンレジャーも充実しています。
・コマカ島体験ダイビング 12,000円
・コマカ島シュノーケリング教室 大人6,000円、小学生5,000円
・バナナボート 大人2,000円、小学生1,000円
・マーブル 大人2,000円、小学生1,000円
・ウェイクボード 4,000円(中学生以上)
・マリンジェット 4,000円(4歳以上) 他
バーベキュー
なんと、コマカ島でバーベキューもできちゃいます!
・食材Aセット1,800円
・食材Bセット2,800円
・BBQコンロ 木炭用2,500円、ガス用3,500円
AセットとBセットの違いは、牛肉が県産、豚ロースが県産、チキンが国産になるというところ。ちょっと贅沢にBコース、いかがですか?
知念海洋レジャーセンター詳細
住所:〒901-1511 沖縄県南城市知念字久手堅676
電話:098-948-3355
定休日:年中無休
営業時間:4月~9月末 9:00~17:30、10月~3月末 9:00~17:00
アクセス:【車】那覇空港より約45分
【バス】系統38番にて「知念海洋レジャーセンター前」下車、徒歩約3分
料金:
・コマカ無人島送迎料(往復) 大人2,500円、小学生1,250円
・ウカビ島散策の旅送迎料(往復) 大人1,400円、小学生700円
・グラスボート 大人1,400円、子供700円
・海ぶどう狩り 大人1,000円、小学生500円(10月~4月)
※※お得情報※※
大人2,500円→2,000円、小人1,250円→1,000円
<3月にグラスボートに乗った時の様子>
グラスボートは、知念海洋レジャーセンター前から出発します。サンゴやニモなどの魚も見られてとっても楽しかった♪
まとめ
本島から15分でこんな素敵な無人島へ行けるなんて、やっぱり沖縄ってすごい♪
バーベキューやマリンレジャーができるのも魅力的ですね。透明度もいいし、ひとなつこい魚が沢山。渡り鳥が毎年やってくる自然がしっかり残っている無人島コマカ島。
鳥やお魚たちがいつまでもここで暮らしていけるように、マナーはきちんと守って楽しみましょう(^^)/