先日両親が沖縄旅行に来たので、本格的な沖縄料理を食べられるお店を探していて「糸ぐるま」というお店を発見。ここでは琉球料理や宮廷料理がいただけるそうです。
駅からちょっと遠いですが、雰囲気がよさそうなのでタクシーで行くことにしました。
ネットの情報だと、行ってみたら外れだったっていうこと多いと思うのですが、このお店は逆でした。
思ってたよりずっと良かった。お店の雰囲気もよかったし、なにより料理がとっても美味しかったです。
今回は、駅から頑張って歩いてでも行く価値のある「糸ぐるま」を紹介します。
目次
お店の立地
確かタクシーで「糸ぐるままでお願いします」と言ってドライバーさんはすぐ分かった記憶があるんですが、自力で歩いてこのお店にたどり着くのは至難の業かもしれません。
ゆいレール美栄橋駅から徒歩約12分なんですが、たぶん地図を見ながら向かっても迷子になるかもしれないです。
ちなみに、2度目にタクシーで行った時のドライバーさんは、お店をご存知なかったです)
住宅街で同じ区画の住宅がずーっと並んでる場所なので、自分が今どこにいるのかさえ分からなくなりそう(;^ω^) 位置情報をつけてやっと行けるかな?ってかんじです。
お店の雰囲気
その住宅地の一角にあるのがこの門構え。雰囲気いいです。植え込みもきれいにしてある。
店内に入ると、味のある形のイスやテーブルは木製、全体的に田舎調であまり沖縄感がなく古民家のようなかんじ。
囲炉裏のような雰囲気の大きな四角いテーブル。
他にテーブルがひとつと、カウンター(4人分くらい)、座敷が2つ、奥に掘りごたつが1つあります。店内はほどよく暗くて落ち着くぅ~。
メニュー
さて、この日の日中は渡嘉敷島でよく歩いたのでお腹ペコペコ。メニューを見ると、5種の会席料理コースと、一品料理があるようです。私は両親におすすめしたい料理が多すぎてあれと、これと・・・と言っていると、面倒だからコースにしようということに。
コースの種類は5種類。
<花織はなおり> 5品/1,350円
・じーまみー豆腐・昆布いりちー・たーうむ田楽・ごはん・イナムドゥチ
<やしらみ> 7品/2,500円
上記に+・ラフテー・みみがー和え (以下、どんどんメニューが増えていきます)
<花倉はなくら> 10品/3,500円
上記に+・どぅるわかしー・にがな和え・自家製デザート
<道屯どうとん> 13品/4,700円
上記に+・もずく和え・豆腐よう・ちゃんぷるー
<糸ぐるま> 15品/6,700円
上記に+・近海魚のお刺身・みぬだる
※みぬだる・・・豚肉を黒ゴマなどで作ったタレで漬け込み蒸したもの
お酒はもちろん・・・
忘れてはならない、忘れるはずもない今晩のお酒♡ 父と母はいつものビール、私は最近ハマっている泡盛にいっちゃうぞぉ♪
注文したのは確か瑞穂の25度だったと思います。そのほかには日本酒や果実酒、ハブ酒などなどあります。 とりあえず乾杯!
本格的な沖縄料理の数々
さて、本題に戻り、料理はちょっと贅沢して13品の「道屯」にしてみました。
まず出てきたのは「もずく」(右)と「豆腐よう」(左)。
「豆腐よう」は若い頃大阪の大正で初めて食べましたが、その頃はあまりお酒を飲まない人だったのでこのクセのある豆腐ようは苦手でした。
豆腐ようとは、麹と泡盛で発酵・熟成させたもの。なんせ泡盛がものすごく主張してくる(;^ω^)
久々に食べたけど、のん兵衛になった今となっては好きかもしれない。ちびちびといただくのがツウです。
続いて左から「みみがー和え」と「じーまみー豆腐」と「にがな和え」。
「ミミガー」とは、豚の耳のこと。沖縄では豚は声以外全部食べてしまうというのはよく聞きます。顔の皮まで食べちゃうんですよ。ナムナム、チーン。ありがたくいただきます。
「ジーマミー」とは沖縄の方言で「ピーナッツ」という意味です。プルプルした食感と、甘いタレが私は好きだなぁ。
「にがな」というだけあってだいぶ苦かったこの葉っぱ(;^ω^)
「たーうむ田楽」の「たーうむ」は田芋のこと。田芋を茹でて潰して砂糖を混ぜて作るようです。デザートにできそうな甘さです。
「どぅるわかしー」というのは初めて聞いた食べ物でした。田芋と芋茎の練り物らしいです。主にお祝いのときに食べるそうです。
「ゴーヤちゃんぷる」このゴーヤ、ほどよい苦みでとても美味しかった。
と、なんだかこの辺で結構お腹がちょうどいいかんじになってきました。お酒も飲んでるし、ゆっくり味わってるので余計かな。ですがまだあと5品出てきますよ。ごちそうさまはできないですよ。
ちょっと後悔したのですが既に遅し。調子に乗って一品料理の「島らっきょ」も注文してもうてたんですぅ。美味しかったけど♪
「昆布いりちー」は私大好きなんですよ~。普段ならご飯2杯くらいいけそう。こんにゃくや練り物などと一緒に炒め、出汁などで煮るそうです。「いりちー」とは「炒め煮」の意味。
「ラフテー」は豚の角煮です。すっごい柔らかいんですよねぇ~。プルプルだし。大好きです♪
ここでなんと、サービスで大きな「ひらやーちー」が出てきちゃいました(゚д゚)
「ひらやーちー」とは「平焼き」の意味。味の優しいチヂミみたいなかんじ。
美味しい!美味しいんですけど、これが出てきた瞬間、3人とも顔が曇りました・・・もう、お腹いっぱいですぅ~(;^ω^) あと3品・・・
「ご飯」と「イナムドゥチ」。「イナムドゥチ」は白味噌の味噌汁で、甘くて優しい味です。
そしてデザートには甘さ控えめの「サータアンダギー」。
こ・・・これでようやくすべて出揃ったか・・・
ぐったりm(__)m 申し訳ない、頑張りましたが、少し、いや、結構残してしまいました。
おわりに
箸置きがサンゴでできていたり、店内にさり気なく飾ってある織物などの民芸品や陶芸品などもセンスがあって落ち着けるお店でした。それぞれの料理が味のある器に盛られているので、器も愛でながら楽しめる食事でとても満足しました♪
味も優しい味付けで、両親も美味しかったと喜んでました。「糸ぐるま」を選んで良かった(^-^)
料理の注文でひとつアドバイスが。コースをひとつ頼んで数人で分けて食べる、という方法がおすすめです。2度目に来店したときにはそうしました。
とっても美味しいのですが、かなり量があったので。残してしまうのは非常にもったいないので。
歩いて行く場合は、お店の場所がゆいレールの美栄橋駅や牧志駅から徒歩で約12分くらいでちょっと遠いですが、12分かけて行く価値のある沖縄料理だと自信をもっておすすめします。
ホテルのザ・ナハテラスからは近いので、宿泊される方は是非行ってみてくださいね(^-^)
「糸ぐるま」の詳細
住所:〒900-0000 沖縄県那覇市泊1丁目22-9
電話:098-869-4711
アクセス:ゆいレール美栄橋駅から徒歩12分
駐車場:あり(専用駐車場5台)
営業時間:17:30~23:00
定休日:日曜日・年末年始(12/31~1/3)・旧盆