やっちまった。
人生で2度目の顎関節症。
前にやったのは、20代半ばだったかな?
なったことある人は分かると思うんですけど、顎関節症って、結構痛いです。
そして、口の開きが悪くなります。
なったことがない人には分からない辛さです。
今回は1週間くらいで回復に向かっていますが、2度あることは3度ある。
今後もたぶんなる確率は高いと思います。
顎関節症って、色んな要因で色んな症状が出るやっかいなもの。
2度の顎関節症を体験して分かった予防策と、おすすめの本を紹介します。
目次
これが顎関節症の症状だ
顎関節症の主な症状
あ、顎関節症かな?と気づく主な症状としては、アゴが鳴る、口が開かない、口が閉じれない、アゴが痛いといったアゴ周辺の異変。
痛む場所は、耳の少し手前の、口を開け閉めするときに動く場所です。
私は、口が開かなくなる症状を体験しました。縦に指が2本分しか入らないくらいの隙間しか開きません。
しゃべるのは普通にできますが、物を食べる時が大変です。
逆に、口が閉じなくなるといった場合もあるようで、閉じないよりかは開かない方がまだマシだと思ってます。だって、閉じなかったらしゃべれないし、物が噛めないですもんね。
その他の症状
顎関節症の症状はこれだけじゃないんです。場合によっては他にも色んな症状を引き起こしてしまうようです。
肩、首のコリ・四肢のしびれ・めまい・難聴・耳鳴り・頭痛・舌の痛み・口の乾燥感・自律神経失調症・うつ病・不眠症などなど・・・
え!なんで精神状態まで影響が!?たかが口が開かないくらいでって、タカをくくってはいられませんよね。顎関節症の原因と症状は、密接な関係にあるようです。
顎関節症になる原因
1.姿勢が悪い
姿勢が悪いと、身体のいたる処のバランスも悪くなっていきます。骨だったり、筋肉だったり。
それが足、腰、背骨、首、頭、顎(あご)といったあらゆる部位に悪影響を与えるんですね。
運動不足や、パソコンと向き合ってずっと同じ姿勢をしていたりするのもよくない。たまには肩を回したり、ストレッチくらいはしないとね。
2.噛むバランスが悪い
どちらか片方の顎で噛むクセがある場合ですね。
わたしの場合、恐らく左で噛む癖があります。意識して両側で均等に噛むようにしないと。
3.寝る時の姿勢
1回目に顎関節症になってからというもの、うつ伏せに寝るのが怖くなってしまい、無意識にうつ伏せになってしまうとき以外は絶対しないようにしています。
うつ伏せに寝ると、呼吸するために顔は横を向きます。
そうすると、顎に頭の重さがかかって、顎がずれてしまう感じがするので。
4.歯を食いしばるクセがある
私の場合自覚症状として「歯の食いしばり」があります。
寝ているときは無意識に食いしばってしまうので、マウスピースを使用することもあるようです。私は苦手でしたけど。
昼間でも、普段の生活をしてるとついつい気が付いたら食いしばってしまうもの。
そんなときにおすすめなのは、ペタペタ貼れるふせんに「かみしめない」や「力を抜く」と書いて、家の中の目に付く場所にあちこち貼っておくこと。そうするとふいに目に入って、「あ、そうだった」ってふっと力を抜くようになると。
毎日そうやって気にして行動していると、かみしめる「クセ」も治っていきそうですよね。
5.ストレス
精神的な緊張が筋肉をこわばららせて余分な力が常にかかってしまい、歯ぎしりや歯のくいしばりをしてしまったりします。
身体の歪みがあちこちに悪影響をもたらして、その不調がストレスを呼び、さらに過度に緊張、顎関節症がまた体に歪みを生じさせ、いつまでたっても治らない・・・と、悪循環の迷路にはまってしまいます。
要因は人によって様々。私の場合は、ストレスと姿勢の悪さかなぁと思っています。
ストレスが顎関節症の原因になったり、顎関節症が原因でストレスになったりするということですね。こうやって見てみると、身体のバランスって本当に大事なんだなって思います。
顎関節症って、何科に行ったらいい?
わたしは今回の顎関節症では、数日で痛みが引いて1週間で口が開くようになったので病院へは行きませんでしたが、どうしても痛くて我慢できないとか、気に病んでしまう、症状がいっこうに良くならないようなときにはすぐに病院へいきましょう。
顎関節症に詳しい歯医者さんか、口腔外科に行きましょう。歯医者さんでも顎関節症に詳しくないお医者さんだと、かみ合わせが悪いからだと言って不必要に歯を削られてしまうかもしれません。
やはり専門医に診てもらうのが一番です。
顎関節症の治療法
私が顎関節症で歯医者へ行って最初にしたのは、かみ合わせのチェック。かみ合わせが悪いことで顎に負担がかかっている可能性もあるからです。
そして、かみ合わせを調整するために歯を削ります。でも注意しないと、身体の芯がずれている段階で歯を削って治療しても、正常な身体のバランスで治療しない限り延々バランスは悪いままです。
一度削った歯は元には戻らないので、慎重に進めてほしいところではあります。
整体に行くのもひとつの治療法です。身体の歪みが顎に負担をかけている状態かもしれないので、本来の自然なバランスに整えることもいいですね。
私が苦手で断念しましたけど、マウスピースを使うことによって自然なかみ合わせに調整したり、歯ぎしりや食いしばりを防いだりします。
症状が重い場合には、手術をすることもあるようですが、なるべくなら避けたいところ。
私の症状と完治までの経緯
あくまでも私の場合ですけど、次にまたなったときのためにメモしておきます。
<1度目>
完治するまで3週間くらいかかったと思います。痛みがどうだったか忘れてしまいましたが、口が指2本分しか開かない状態でした。
そのとき通っていた歯医者が顎関節症にも詳しいということだったので診てもらいました。
私はもともと歯を食いしばるクセがあったので、寝てるときの無意識の食いしばりを少しでも防ぐためにマウスピースを作りました。けど、気持ち悪くて寝てる間に無意識外していることが多く、結局役には立ちませんでした。
痛みが治まってからですが、お風呂で身体が温まった後に口を少しずつ開けてストレッチをしたり、起きている間だけでも歯を食いしばらないように気を付けるなどして過ごしてました。
そうやってるうちに、少しずつ、いつの間にか治っていたかんじです。
<2度目>
ある日、普段からたまにアゴがコキコキいうことがあったのですが、なんとなくいつもよりヒドイかな?と思った翌日位から左のアゴが痛くなり始めました。
左耳のちょっと手前の部分。今思えば、アゴがコキコキいってるときに、普段食べないような硬さのお菓子を食べたような気がします。それが大きな原因だったのかもしれません。
前回よりも痛みがひどく、動かさなくてもズッキンズッキン痛むかんじでした。炎症を起こしているんでしょうね。
痛いわ口が開かないわで、ちょっと精神的にも参りそうなくらいひどかったです。
けど、なるべく気にしないように、なるべくアゴの力を抜いて歯を食いしばらないようにし、寝る時もアゴに負担のかからないような姿勢で寝るように心がけました。
3日くらいで痛みが引いたので、そこからは口を開け閉めしたり、横にずらしたり、猪木みたいに下あごを前に出したりしてストレッチ。
そして5日目の晩ご飯のときに、「あれ?普通にご飯食べてる」って気づきました。だけどそれ以降もやっぱり朝イチは開けにくかったり、アゴは未だに少しコキコキ鳴っています。油断はできません。
最初の日から3日目にはめまいもしてました。就寝後に起きるときとかに、グル~っと回るようなかんじです。めまいは3日間で治まりましたけど、とても不安になりました。この不安感がストレスとなり、うつ病などになる原因になるのかもしれませんね。
顎関節症の予防法
2度目の顎関節症を患った私の経験から実践していることは、普段食べないような硬いものを食べない(アゴに衝撃がくるような食べ物)ということ。
大好きな伊江島のピーナッツ。ピーナッツをアメで固めてあるんですけど、この大きさでさえ今はだいぶビビりながら食べてます。
あと、気が付いたら、歯を離すようにしています。食いしばらないようにするためです。仕事をしたりネットを見たりして集中しているといつの間にか食いしばってることもありますけど。
デスクワークとPCで身体の歪みも気になるので、寝る前にストレッチを始めました。
他には、仕事とかで椅子に座っているときに足を組むのの我慢。
本当はもっと運動したり、うまくストレス発散したりするのも効果あると思うので、なにか適度に運動したらいいんですけどね。今のところは上記の4点を中心に心がけようと思います。
おすすめの本
顎関節症を自分で治す、予防するのに参考になりそうな本がありました。
顎関節症の原因は「かみ合わせ」だとよく言われているけれど、一番の原因はアゴの筋肉や骨に負担をかけている「食いしばるクセ」が原因だとして、自分で気を付けて治していくという治療を勧めている本です。
噛みしめることをやめるだけで、日ごろ悩んでいるめまいや肩こりなどの不調が改善すると。やはり、歯やアゴと身体の不調は関係しているんですね。
まとめ
肩こりや耳鳴り、めまいや気分の落ち込みは、ひょっとしたら顎関節症が原因かもしれません。お医者さんにかかるのであれば、顎関節症について詳しい専門医のいる病院へ。
痛みや、口が開かないといった症状はしばらく安静にしておけば落ち着きますが、再び同じ辛さを味わう可能性があります。普段から予防のために出来ることを心がけましょう。
良い姿勢をとるように気を付けたり、アゴの力を抜いて負担をかけないようにしたり。そうすることで、日ごろの不調も改善するかもしれません。そうしたら一石二鳥ですよね。辛い体験を繰り返さないように、お互い頑張りましょうね(^^)/