いま話題になっている「飲食店の全面禁煙」の法案について考えてみました。
受動喫煙が身体に悪影響を与えるということはよく耳にしますよね。ですが日本は海外に比べて受動喫煙に対する対策が遅れていて、受動喫煙が原因で肺がんなどなり亡くなった方は年間1万5千人いるというから驚きです。
加えて2020年の東京オリンピックに向けて、他国のレベルに合わせようというのが目的でもあるようです。
という点も踏まえて、私は「飲食店の全面禁煙」に大賛成です。
私はタバコを吸わないし家族にも喫煙者がいないので、子供の頃は喫煙者が周りにいない環境で生活してきましたが、社会人になると状況が変わりました。
以前勤めていた会社では社員全員がヘビースモーカーで、事務所の中が真っ白になるくらい煙が充満。ものすごくストレスを感じ、精神的にも参ってしまいました。自分の対策としてマスクをつけてみたり、扇風機をあちら側に向けてみたりしていました。
そういうことをすると、喫煙者の人に対して感じ悪いよなぁとは思ったのですが、「単に煙がイヤ」なだけではなく、健康にも関係してくることなので私も自分の身体を守るのに必死でした。
そういった経験もあり、タバコに対してものすごく拒否反応をもつようになりました。道を歩いていて歩きたばこをしている人が前を歩いていたら、どれだけ疲れていてもダッシュしてその人を追い越して煙を吸わないようにしていました。
タバコのポイ捨てにも嫌悪感を感じます。まだ火がついている状態のものもよく見かけますよね。もしもこれが風に吹かれて転がって行き、燃えやすいものに引火して火事になったりしたら・・・なんてことをこのタバコを捨てた人は考えないんだろうなぁと悲しい気持ちになります。
数年前から喫煙コーナーが設置されだし、「喫煙できる場所が少なくなった」、「喫煙者の肩身が狭くなっている」と嘆く人もいますが、喫煙者のマナー違反も原因のひとつなのでは?と思います。
ここ数年、会社などでは事務所内全面禁煙になっているところが多くなり、非喫煙者にとっては良い環境が整えられてきていますよね。1日の大半を過ごす場所なので、そういう環境づくりはとても大切だと思います。
多くの喫煙者が居るであろう会社でもそういった形をとっているので、次は飲食店、という流れになってもいたしかたないのかな。
「飲食店が全面禁煙になったら売り上げが下がる」と反対の声も上がっていますが、今まで立ち寄らなかった非喫煙者が来店するようになるので、さほど影響がないか、逆に売り上げが増加するのではという見方もあるようです。
言われてみれば私がそうです。喫茶店に入ろうとして「禁煙」や「分煙」になっていなかったら入店せずに別のお店をわざわざ探しに行きます。せっかくコーヒーを飲んでくつろいだり、美味しい料理を食べようと思って来店しても、タバコの煙に襲われたのでは台無しですから。
以前に比べたら喫煙者の数は減っているそうだし、私みたいに入るお店を選んでいる客層もいるので、まるまる売り上げが減少することにはならないかもしれませんね。気兼ねなくお店を選べるようになったらうれしいなぁ。
この法案の行方は、喫煙者も非喫煙者も気になるところですね。皆が楽しく過ごせる空間が沢山できればいいなと期待しています(^-^)
この緑のブタちゃん、鼻のボタンを押すと「ニコチンの奴隷になるのですか!」「苦しいのは最初だけです!」と、励ましの言葉を言ってくれるみたいですよ。
禁煙ブーブー