わたしが行った離島のひとつ、沖縄県北部の「伊江島(いえじま)」。
リゾート感や派手さはないのですが、素朴な雰囲気の島で、きれいな海、美しい花々、美味しい特産品もあって、とっても魅力的な島。また行きたい離島のひとつです。
そんな伊江島へ、観光ツアーで行った時の様子をご紹介します。
目次
伊江島ってこんな島
伊江島は、沖縄県北部にある本部港からフェリーで約30分の場所にある離島です。
島の周囲は約22km、ほぼ平坦な島で、農業、漁業が盛んで、伊江島牛や島らっきょうなどの特産品もあります。
また、第二次世界大戦で戦地になったため、伊江島には沢山の戦跡もあります。
ツアーの様子
私が参加したのはこんなツアー
私が伊江島に行ったのは、GW前後(4月下旬~5月初旬)の時期に開催される「伊江島ゆり祭り」に合わせて組まれていたツアーでした。(2017年に参加)
那覇市の三重城港からクルーザーに乗って、海路で約1時間20分かけて伊江島へ。島内は、観光ばすにて名所を巡ります。
朝8:00に三重城港を出発、9:20頃に伊江島へ到着、観光名所、ゆり祭りの会場である「リリーフィールド公園」で一面のゆりの景色を堪能、13:40伊江港を出発、15:00に三重城港へ戻るというツアーでした。
単純に、陸路で三重城港から本部港まで車で行くと1時間30分くらいかかって、そこからフェリーに乗って30分揺られるよりは、時短になるかな。フェリーの出港時間もあるので、車で行くよりは早いのではないかな?
ただ、デメリットも。「クルーザー」とはいえど、私が乗船した船はシュノーケルやダイビングツアーに使われるような船で、乗り心地は決して良いとは言えなかったし、屋根のない部分に座ると日差しが痛い。1時間20分の間、炎天下にさらされる可能性もあるので注意です。
ゆり祭りが開催されるのはGWの時期で、沖縄は紫外線がきつい時期。日焼けや暑いのが無理、という方にはお勧めできないです。
それと、船と岸壁との高さが結構あり、よじ登らないといけないような場合もあり乗り降りが大変なので、お年寄りや足腰の悪い方にはあまりお勧めできないです。
三重城港から出発
那覇市の北側にある港、三重城港へ集合します。この港からよくシュノーケルツアーなどの船も出港しています。港の奥の方には待合所、トイレもあるので、お手洗いはここで済ませておくといいでしょう。
三重城港には、色んなツアーに参加する方が沢山集まってきます。集合場所もツアーによって違う場合があるので、待合所集合なのか岸壁前集合なのかを事前に確認しておきましょう。
受付をし、主催のスタッフさんに呼ばれたらいよいよ出発。船に乗り込みます。
この日は天気がよく気温も高い。私が座った場所は屋根でギリギリ日差しが防げる場所。屋根のない場所に座った人は暑そうでした(;´Д`)
伊江島へ到着
1時間20分ほど揺られていると、ようやく伊江島が見えてきました。
伊江島のシンボル「タッチュー」がひょっこりと見えます。
岸壁に到着したら、観光バスへと乗り換えます。席は決まっているので、自分の席がどこか確認して乗り込みます。この日は一番前の席だったので、若干テンションが上がりました(#^^#)
さぁ、島内観光へ出発です!
アーニーパイル
島内を時計回りに海沿いを走ります。時折見える海が、とってもキレイ!
最初のスポットは、ここ。車窓からですが、アーニーパイルという慰霊塔です。
米軍に密着し、戦場を取材中に戦死した従軍記者のアーニーパイルさんのために建てられた慰霊塔です。
ニャティヤ洞
一面に広がる畑を眺めながら道を進むと、ニャティヤ洞窟へ到着しました。
ニャティヤ洞窟は、戦時中に防空ごうとして使用されていた洞くつで、沢山の方が避難していました。多くの人が入っていたため、「千人洞(センニンガマ)」と呼ばれています。
中は天井も高くて広く、少しひんやりしていました。岩の切れ目から見える海がとても美しいです。
洞くつの中には「力石」という石があり、持ち上げると子宝に恵まれると言い伝えられています。
湧出展望台
ニャティヤ洞窟を出発し、島を北へ縦断。北側の海岸へやってきました。
ここには、絶壁の波打ち際から湧き出て島の水源地ともなっている泉「湧出(ワジー)」があります。
断崖の上からの眺めは絶景です。絶景をバックに記念撮影がおすすめ♪
こちらにはお手洗いがあるので便利。
タッチュー/城山
海岸から今度は島の中央を目指して走ります。近づくにつれ、徐々に大きくなってくる城山(ぐすくやま)。
城山は島のシンボルで、航海の安全や宝作、健康などを祈願し信仰されていて「タッチュー」と呼ばれ親しまれている標高172mの山です。
見る角度によって、ゴリラの顔に見えるので、注意して見てみてくださいね。
このタッチューには階段があって、徒歩で登ることができます。私が訪れた時には、お子さんや年配の方もいましたが、階段はとても急でかなりきついです。
たぶん登るのに15分、20分はかかったと思います。息も切れ切れ、途中で休憩しながらようやく登頂できるようなかんじでした。一気に登りきるにはかなりの体力が必要です。
ただ、頂上からの眺めは最高です!360度の絶景!
一面に広がる畑がパッチワークのよう。
爽快な景色が広がっていますが、高所恐怖症の方はかなり怖いと思います(>_<)
頂上には所々に柵があるものの、岩がむき出しで足場はとても悪いです。頂上の広さは狭く、観光客でごった返す場合もあります。撮影に夢中で足を踏み外さないように注意してくださいね。
タッチューへの出入り口前には、お土産屋さんがあり、お買い物もできます。周囲には少し散策できるようなかんじになっているので、時間があればお散歩してみてください。
ハイビスカス園
タッチューの登山で失われた水分を補給しながら、島の東側へ移動。
ここは、伊江島ハイビスカス園です。
約1,000種類のハイビスカスが展示してあって、苗木を購入することもできます。ツアーのお客さんも何人か購入されていました。自宅のお庭に植えれば、旅行の良い思い出になりますね♪
リリーフィールド公園
さて、いよいよこのツアーのメイン、ゆり祭りの会場へ到着です。
お弁当付きのツアーなので、到着してすぐお弁当が配られました。バスが停まった駐車場の前のテントに椅子が並べられていたので、皆さんここで腹ごしらえ。
そのあとは自由行動で、ゆりの鑑賞を楽しみます。
ただ、このゆり祭りの会場であるリリーフィールド公園の滞在時間は1時間。あまり余裕がないので、サクッと食べてすぐ出発!
一面のゆりの絨毯。青い海と空とのグラデーションがステキ♪
世界のゆり100品種もきれいに植えられていて、丁寧に整備されてるなぁと感心。
会場はアップダウンもなく、遊歩道に沿ってゆりの観覧ができます。
屋台も出ていて、アイスなどで暑さをしのぎました。
特産品のコーナーがあって、お土産に「伊江島らっきょうドレッシング」がとっても美味しかったのでおススメです♪
集合時間になり、バスへと乗り込み帰路へつきました。
楽しかったぁ~今度伊江島へ行く時には、ゆっくりじっくり島内を見て回りたいなぁと思います。
2018年のツアーは?
平成30年(2018年)のゆり祭りは、4月22日(日)~5月6日(日)の開催です。
この時期は、伊江島へのフェリーや本部港の駐車場も混み合います。なので、混雑を避けて船で行ってみようかなと思う方は是非、クルーズツアーで行ってみてください。
2018年のクルーズツアーは現段階(2018年1月時点)ではまだ発表されていないようですが、発表されたら詳細をこちらに貼り付けますね(^^)
☟
※※出た!2018年のツアー※※(2018年3月29日追記)
〇セルリアンブルー<2018年4月28日~5月日開催>
2017年に私が参加したツアー。
三重城港をクルーザーで出発し、伊江島をバスで観光するプランです。
サイクリングプランもあるようですね~。体力のある方は是非!
〇沖縄口コミ<2018年4月28日~4月30日開催>
三重城港をクルーザーで出発し、伊江島をバスで観光するプランです。
他にも、5月1日~2日の日程やサイクリングプランもあるみたいです。チェックしてみてください(^-^)
伊江島への行き方
伊江島へのフェリーに乗船する本部港へは、那覇空港から車で約1時間半。
バスで本部港へ行く場合は、系統65番の「本部港」で下車です。那覇空港からだと約3時間かかります。
本部港からフェリーで30分ほどで伊江島へ到着します。通常は1日片道4便ですが、ゆり祭りや伊江島マラソンなどのイベントがある場合は増便されます。
伊江島での交通
伊江島での交通は様々。レンタサイクル、レンタバイク、レンタカー、タクシーと選択肢は沢山あります。
私が行った時には、レンタサイクルの自転車を見かけたのですが、電動ではなく、普通のママチャリでした。ほぼ平坦とはいえ、多少の坂はあるので、自転車は体力のある人でないときついのではないかな。
暑い時期には熱中症にも気を付けてください。
伊江島の施設・観光
伊江島には宿泊施設や飲食店、コンビニもあるので、日程に余裕があれば是非一泊してのんびり島内観光するのもおススメです。
キャンプ場やゴルフ場、ビーチや伊江島ビーチホースパークなどもあり、お子さんと一緒でも楽しめますよ。